自分の強みを具体的に伝える
まずは採用担当者に自分の強みを具体的に伝えましょう。どのような強みがあるのかを把握し、仕事にどう役立てられるかを具体的に説明することを意識してください。強みが明確であればそれを生かして新しい職場で大いに活躍できる、という印象を与えられます。
「コミュニケーション能力が高い」「多くの患者さんに対応できる柔軟性がある」「緊急時に冷静に判断できる」「チームワークを重視する姿勢」などいろいろ考えられますが、それらをただ並べるだけでは説得力がありません。具体的なエピソードと結びつけて伝えるようにしてください。自分がどのようにこれらの能力を発揮してきたかを振り返り、思春期外来の看護師として活躍できることをアピールしましょう。
これまでの実績を示す
過去の実績は看護師としての意欲や成長を示す材料となります。思春期外来の経験がなくても、これまでの患者さんの対応の仕方や、研修会・勉強会への参加、資格の取得、チーム医療における成功体験などで、看護に対する努力と学びを示すことができます。自分のスキルが思春期外来でどう生かせるのか、具体的なエピソードを用いて伝えましょう。
思春期外来を目指した理由も忘れずに
「なぜ思春期外来で働きたいのか」を明確に伝えることで、採用担当者にどんな貢献ができるのかをイメージさせることができます。これまでの経験や価値観に基づき、「なぜこの職種を選んだのか」「どんな思いがあるのか」を具体的かつ誠実に伝えましょう。
応募先の魅力も大切なポイント
選んだ理由を明確に伝えることも重要ですが、自分の強みと応募先の特徴が合致していることを示すとさらに説得力が増します。応募先の情報、特に、病院の理念や方針、病床数、看護体制、特徴的な診療分野などは事前にしっかり調べておきましょう。そのうえで、「貴院の○○という理念に共感し、自分の看護観と合致しているため志望しました」のように書くとよい印象を与えます。
例文を紹介
作成する際に、参考になるような例文を紹介します。
上記の項目を入れつつ、採用担当者に好印象を与えるには、「内科病棟で5年間勤務し糖尿病の患者さんと関わる中で、治療だけでなく、心理面への支援や継続的な関わりの重要性を強く感じるようになりました。思春期は心身ともに不安定になりやすく、自己管理が難しい時期でもあります。そのような時期の子どもたちに寄り添い、生活面・心理面の両面から支える看護のあり方に深く関心を持ち、思春期外来を志望しました。」のように書くといいでしょう。熱意だけでなく理念に共感していることも伝わります。