転職スケジュールは目標設定からスタート
転職を成功させるためには、まず「いつ転職するのか」という目標をはっきり決めることが大切です。働きながら転職する場合は日々の忙しさに追われて思い通りに進まず、応募を後回しにしがちです。しかし、転職を成功させたいなら、転職予定日から逆算して計画的に行動することが大切です。「〇月に転職する」と決めたら、その日を起点に逆算してスケジュールを立てていきましょう。
以下に時系列に沿った行動例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
転職3カ月前
転職の目標を設定したら、求人情報集を早めに集めましょう。ホームページやハローワーク、チラシなど情報を集める方法はいろいろありますが、看護師専門の転職エージェントに登録すると効率的です。専任のキャリアアドバイザーが求職者の希望に合った職場をピンポイントで紹介してくれるので、手間もかかりません。
求人を調べる際は給与、福利厚生、通勤の利便性に加え、勤務経験者の口コミも参考にしましょう。また、多くの求人を見ていると「なぜ転職するのか」「どんなキャリアを築きたいのか」という本来の目的が曖昧になることがあります。転職の目的や譲れない条件に焦点を当てて求人を絞り込んでいきましょう。
応募先の候補が決まったら、次は履歴書や職務経歴書など書類選考の準備をします。
転職2カ月前
希望の求人に応募したら書類選考の結果を待ちましょう。合格すれば面接に進みます。通常、選考結果は数日から1週間以内に連絡が来ます。
書類選考に通過したら応募書類の内容や志望動機、自己PRを改めて確認し、落ち着いて面接に臨めるように準備しましょう。当日慌てないように、服装や持ち物は事前に準備し、会場までのアクセスも確認しておきます。
転職1カ月前
内定を受けとったら次は退職の準備です。一般的に退職は1カ月前までに申し出る必要があります。上司との面談や必要な手続き、同僚への業務の引き継ぎなどで忙しくなるかもしれません。特に患者さんの対応や委員会活動、新人研修など複数の役割を担っている場合は引き継ぎが多岐にわたり大変です。計画的に進めていきましょう。余裕がある場合は、引き継ぎ内容を文書でまとめておくと効果的です。文書化されていれば、後任者も業務をスムーズに引き継げます。場合によっては「できるだけ早く来てほしい」といわれることもあるため、面接時に勤務開始の目安を確認しておくと安心です。
