病院・施設のホームページから応募する

病院や介護施設のホームページで求人情報を探し、直接応募する方法です。応募から面接、条件交渉まですべて自分で行わなければなりませんが、応募先がはっきりしている場合には非常に効率的です。直接応募は雇用主にとっても、採用コストを抑えられるというメリットがあります。また、求職者がその職場に強い関心を持っていることも伝えられるため、志望度の高さもアピールでき、よい印象を与えられるでしょう。
一方で、デメリットもあります。応募先が決まっておらず幅広く求人を探したい場合はむしろ効率が悪くなりますし、ホームページが更新されておらず、情報が古いままになっていることもあります。また、面接の日程調整や給与交渉などもすべて自分で行わなければならず、手間や負担が増えます。
公的サービスを利用する

公的な職業紹介サービスであるハローワークやナースセンターも転職方法の1つです。ハローワークは厚生労働省が運営し、全国に500以上の拠点があるため、地方の小規模施設やクリニックの求人も多く扱っています。民間ではあまり扱われない国立病院の求人も掲載されています。一方、ナースセンターは日本看護協会および都道府県の看護協会が運営しています。
どちらも公的サービスということもあり、安心感が非常に高いのですが、民間の転職エージェントに比べて転職サポートはそこまで手厚くありません。また、写真など職場の詳しい情報が少ないため、入職後にギャップを感じることもあります。そうならないように、応募前に実際に見学したり、口コミを調べたりして確認する必要があります。
転職サイトから応募する

転職サイトを利用して自分で求人を検索して応募する方法もあります。転職エージェントとは異なり、担当のスタッフはつきません。急かされずに自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです。看護師向けの転職サイトは数多くあり、正社員だけでなくパートや派遣など、多様な働き方の求人を扱っています。ライフスタイルに合わせて仕事を探せる点は大きなメリットといえるでしょう。
ただし、面接調整や条件交渉などはすべて自分で行わなければなりません。さらに、求人数の多さがかえって選択の難しさにつながる場合もあります。
効率よく求人を探すために

直接応募、公的サービス、求人サイトにはそれぞれメリット・デメリットがあります。応募先がはっきりしている場合は直接応募が効率的で、地域や施設にこだわるならハローワークやナースセンターも有力です。自分のペースで多くの求人を比較・検討してから選びたい場合は転職サイトが適しています。
それぞれの特徴を理解し、希望や状況に合った転職方法を選びましょう。